乾燥時期になると肌のバリア機能が低下し、荒れ肌が生じやすくなります。この試験では、試験品が季節性の荒れ肌に対するバリア機能改善効果を有するかどうかを判定します。
化粧品などの外用、食品などの内服、どちらの試験品も評価可能です。
試験は秋から冬の時期に行い、例年冬期に肌の乾燥を自覚しておりかつ試験開始前測定時の経表皮水分蒸散量(TEWL)が高い被験者を選抜し、試験品の連続使用により、TEWL、角層水分量、角層のターンオーバーや成熟度、キメなどの指標を用いて、試験品の効果を評価する試験です。
・被験者:試験開始前検査時のTEWLが参加者の中央値よりも低い成人男女
・試験品の使用/摂取期間:化粧品は4週間、食品は8週間以上とする場合が多い
・評価項目:TEWL、角層水分量、角層多重剥離度、角層細胞面積面積、角層成熟度、キメグレードなど
・その他:皮膚の保水力を評価する試験も実施可能です。