試験品の連用が紫外線照射による色素沈着を改善する効果を有するかどうかを評価します。
紫外線照射により誘導した色素沈着をターゲットとし、主として美白作用を有する試験品(化粧品)の連続使用により、L*値(皮膚の明るさ)およびa*値(皮膚の赤さ)を指標として、試験品の効果を評価する試験です。
食品摂取による効果を評価することも可能です。
・試験の流れ
①紫外線照射機により人工的に色素沈着を作成します。
②紫外線照射後より試験品の使用を開始します。
③試験品の作用機序に応じて測定時点を設定し、測定を行います。
・被験者:健常な成人(紫外線照射により適度な色素沈着が誘導される者を選抜します)
・試験品の使用期間:4週間(試験品の作用機序によって変更可能です。)
・評価項目:L*値、a*値、写真など
※皮膚色だけでなく、皮膚の水分量、TEWL、弾力性など皮膚生理学的指標を用いて、紫外線照射後の皮膚に対する有効性を評価する試験も実施可能です。
被験者選抜時の紫外線照射部位の照射翌日の画像です。6段階の強度の紫外線を照射し、当該被験者の紫外線に対する反応性を確認し、被験者を選抜します。
試験品塗布部位(アクティブ)とプラセボ塗布部位(プラセボ)の皮膚のL*値の変化を模式的に表したグラフです。