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角層の成熟度
角層の成熟度
ヒトの皮膚表面からテープを用いて角層細胞を剥離し、スライドグラスへ転写、定着、染色した角層標本中の角層細胞の角層成熟度に関する指標（Involucrin、Nile red染色、SH/SS）を画像解析によって測定する試験です。
Involucrinは角層細胞のコーニファイドエンベロープを構成する主要タンパク質の一つですが成熟した角層では染色されません。
Nile redは油溶性の蛍光色素でありコーニファイドエンベロープの最外層に存在する脂質辺縁層を染色するため、成熟した角層において染色されます。
SH/SS比が高い角層細胞が、角層表面に現れてくることは角層の成熟度が低いことを示しています。