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2024.11.27

第2回日本化粧品技術者会学術大会で発表しました

20241118日~20日に兵庫県神戸市にて開催されました第2回日本化粧品技術者会学術大会にて、DRCは下記の演題を発表いたしました。

 

発表タイトル:表皮角化細胞のファゴサイトーシスにおける真皮線維芽細胞由来因子の関与

発表者:試験部 in vitro試験グループ 鶴田 純将

 

発表内容:

表皮角化細胞のメラノソームの取り込みは色素沈着の形成において重要な要因のひとつとしてあげられます。紫外線暴露による色素沈着は表皮角化細胞と色素細胞とのクロストークによって制御されていることが報告されていますが、老化によって発現する色素斑(いわゆるシミ)については、真皮線維芽細胞の関与が示唆されています。

そこで、我々は色素斑の維持に着目し、真皮線維芽細胞由来因子の表皮角化細胞のメラノソーム取り込みに対する作用に関して研究をすすめ、第2回日本化粧品技術者会学術大会にて報告しました。

老化した真皮線維芽細胞由来因子が、表皮角化細胞のメラノソームの取り込みに関係する重要な因子のひとつであるPAR-2の発現を亢進することで、表皮角化細胞がメラノソームを取り込みやすい環境を作り、色素斑の維持に寄与する可能性が示唆されました。また、真皮線維芽細胞が老化することによって産生が促進されるCCN1が、この作用に寄与することを報告しました。

 

DRCは今後も皮膚科学分野の研究を通じて皮膚に対する理解を深めるとともに、最新の知見を取り入れた新しい評価法の開発に取り組んでまいります。

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