2022.06.04
DRCでは、2022年6月3日に第2回DRCセミナーを開催いたしました。
■セミナー内容
演題:原料や製剤の有用性エビデンスの取り方
講師:株式会社 CIEL 岡野由利 先生
要旨:日本の市場では、機能性化粧品のニーズはとても高く、機能性原料の開発も盛んに行われています。しかしながら、そういった原料を配合した製剤でも必ずしも人が使った時にその機能性が発揮されるとは限りません。本セミナーでは、原料やそれを配合した製剤の有用性エビデンスをどのようにして取得するのかといった手法や手順について解説します。
演題:ex vivo 試験法を用いた評価の実際
演者:DRC株式会社 本多達也
要旨:ex vivo 試験とは、外科手術で摘出された生きたヒト皮膚を用いて行う試験法です。日本では大きなヒト皮膚の入手が難しいため、馴染みが薄い試験法ですが、欧米では皮膚をターゲットとした医薬品や化粧品の原料や製剤の有効性評価に大いに活用されています。今回は、我々がフランスで行う実際の実験の様子を紹介しながら、ex vivo 試験でどんな評価ができるかについて解説します。
これからも皮膚科学分野の研究を通じて皮膚に対する理解を深めるとともに、最新の知見を取り入れた新しい評価法の開発に取り組んでまいります。